蒲田のお客様宅で用事を済ませ、念願のラーメン屋さんへ。
やって来たのは、蒲田にある、ラーメン潤！
ここは、新潟燕三条系ラーメンの発信地！新潟燕三条系ラーメンとは、背脂ラーメンの元祖！日本で最初に背脂を使ったラーメンを開発したのが、新潟の燕市だったとか。
背脂ラーメンと言うと、ここ１０年１５年位で言われている感がありますが、実はその歴史は意外に古く、昭和初期まで遡ります。その当時、あまり価値のないとされていて、廃棄していた背脂を何かに使えないかとか開発されたようです。試作を重ね、あえて溶かさず、粒状にしてたっぷりと表面に浮かばせるスタイルが考えられたようです。
その背景には、当時多かった栄養失調の子供たちを少しでも元気付けたいという先人達の思いがあったようです。
やがて高度経済成長期を迎えると燕市は、食器の街として栄え、工場も増え、すると工場からの出前も増えるようになりました。
工場で働いている人達の為に、スープが冷めにくいようにと、もっと背脂を浮かべるようになり、かつ麺も伸びないようにと、麺の太さもうどんのように太く改良されて、今のスタイルに行き着いたとか。
まさに高度経済成長期を支えたラーメンですね。
まあ、講釈が長くなりましたが、とにかく美味い（笑）。
スープは魚介系。脂がきついかなと思いながら飲んでみると意外や意外さっぱり。チャーシューは味が染み込んでいます。また、玉ねぎのみじん切り乗せが、スープを引き立てている感じがします。
そして、このラーメンに、岩海苔をかけると言う、スタイル。
良い意味で、脂コッテリと、スープサッパリとが口の中を交錯し、楽しめるラーメンです。満足！
噂では、小田原でも燕三条系ラーメンが食べられるお店があるようです。探さなくては！
